2025.12.01 No.305「一喜一憂」
毎年、師走を迎えると、いつも以上に慌ただしい日々を過ごします。それにしても、なぜ師走だけは過ぎ行く時間がこんなにも早く感じるのでしょうか。
そんな慌ただしさに流されてばかりではいけないと感じ、私は意識的に心を落ち着け、今年一年を振り返る時間を持つようにしています。年初に立てた目標がどれほど達成できたのかを振り返りながら、「もっとできたんじゃないかな?」「いやいや、精一杯頑張った結果だから仕方ない」と、一喜一憂します。そして、その気持ちの波を受け止めた上で、来年の目標を考えるのです。
以前、コラムにも書きましたが、私は毎年100個の目標を立てることにこだわっています。大きな目標から小さな目標までさまざまですが、「100個」という数に意味があると思っています。「そんなにたくさんの目標を立てるなんて大変では?」と思われるかもしれません。しかし、最初に「仕事」「家庭」「健康」「趣味」など、10のジャンルを設定し、それぞれに対して10個ずつ目標を立てれば、自然と100個の目標が完成します。
たとえば、私は毎月1日にお墓参りとお朔日詣りをするので、これだけで年間24個の目標になります。また、社員たちに振る舞うまかない料理を年間30回ほど作ることも目標に含めれば、すでに50個を超えます。
歳を重ねるごとに、考え方にも少しずつ変化が見られるようになりました。30代、40代の頃は夢に向かってがむしゃらにチャレンジしていましたが、50代も後半に差し掛かると、チャレンジ精神が少し薄れて、「できない理由」を自分の中で探してしまうこともあります。
そんな私に、後ろ向きな発言を聞いた妻がピシャリと一言──「カッコわるっ」と叱ってくれます。その言葉に背中を押され、昔のように無理はできなくとも、体力が衰えた分は知恵と工夫でカバーしながら、来る2026年が充実した一年になるよう努力したいと思います。
今年も一年間、多くの方々から励ましのお手紙を頂戴いたしました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、どうぞ佳いお年をお迎えください。
感謝越年。


