2026.06.01 No.311「月に二度の停電」
既に夏を感じるような陽気が続いていて、今年は6月1日の衣替えを前倒しすることになりました。年々、春と秋が短くなっているように感じます。今回は、珍しく月に2回も停電になったお話です。
会社でパソコンを使い、資料作りに励んでいると、突然「バチンッ」と音がして停電しました。最初は電気の使い過ぎでブレーカーが落ちたのかと思ったのですが、外を見ると様子が違います。どうやら会社だけでなく、周辺一帯が停電しているようでした。
ものの10分もしないうちに中部電力の方が到着。会社裏の電柱を見上げながら、「あっ!! ここだ!!」と指を差しました。どうやら原因を突き止めたようです。その後すぐに高所作業車が到着し、作業員の方が道具を持ってバケットへ乗り込みました。「雨の中、ご苦労だなぁ…」と思いながら、固唾を飲んで作業を見守っていると、テキパキと復旧作業が進められていきます。原因は、電柱に作られた鳥の巣だったようで、作業が終わるとすぐに電気は復旧しました。普段、当たり前のように使っている電気も、多くの方々に支えられているのだと改めて感じました。
――それから数日後。今度は突然、空が「ピカッ!!」と光った直後、再び会社一帯が停電。信号機まで消え、辺りはいつもと違う薄暗い雰囲気に包まれました。今回は広範囲の停電だったようで、上田市内の各地でも影響が出ていたようです。
私はノートパソコンを使っていたので、バッテリーが生きている間は仕事を続けることができましたが、デスクトップパソコンを使っていた社員たちは完全にお手上げ状態。停電になると、今の仕事は電気とネット環境に大きく依存していることを痛感します。真っ暗な部屋の中で作業を続け、なんとか資料を完成。最後にAIを活用して校正しようと思ったのですが、停電の影響でネット環境もダウン。結局、そこで仕事は中断せざるを得ませんでした。忙しい時に限って、こういうイレギュラーなことは起きるものです。
そういえば、子どもの頃は今より頻繁に停電がありました。家の中が真っ暗になると、仏壇からろうそくを二、三本取り出して火を灯し、電気が復旧するまで家族でじっと待っていた記憶があります。ろうそくの薄明かりが、母や兄の顔を下から照らしている光景は、今思い返してもなんともシュールでした。同じ「ろうそくの灯り」でも、誕生日ケーキのろうそくを囲んで祝ってもらう時とは、まったく違う空気感があります。それでも、電気が復旧するまで家族が自然と寄り添い、同じ時間を過ごしていたあの感覚は、決して嫌いではありませんでした。便利な時代になったからこそ、電気が止まると改めてそのありがたさを感じます。
備えあれば憂いなし。
いつ災害が起きても困らないように、日頃からしっかり準備をしておきたいと思います。


