2022.07.01 No.264「misosiru」
日本の伝統的な朝食と言えば、白いご飯を主食に、みそ汁、焼き魚、納豆、海苔、お漬け物などが添えられます。栄養バランスも良く、長寿食として確立されていますが、 現在ではトーストとサラダなど簡単に済ませる人も多いようです。今回は“みそ汁”についての出来事をお伝えしましょう。
小学五年生の時のこと。家庭科の調理実習でみそ汁を作ることになりました。みそ汁の具材は二種類と決められ、各班ごと話し合って決めることに。「ジャガイモ・わかめ」「ジャガイモ・玉ねぎ」「お豆腐・ねぎ」「油揚げ・大根」など様々な組み合わせが意見として出されましたが、私たちは他の班と絶対に被らない少し変わったメニューにしようとなりました。その組み合わせはジャガイモ・とうもろこし!!当時はコーン缶のような便利なものがなかったので、とうもろこしを茹でてから、一粒一粒綺麗にもぎ取らなくてはなりません。この作業が予想以上に手間取り、みそ汁が完成したのは一番最後になりました。完成したみそ汁を早速試食することに。熱々のみそ汁を口にすると、それはみそ汁ともスープとも言い難い味でしたが、班の仲間達と新感覚のみそ汁作りにチャレンジできたことが嬉しかったですね。
この出来事から40年。まかない料理で社員達にみそ汁を振る舞うことになるとは。定食系のメニューの時はみそ汁が付き物。私はなめこと油揚げが入ったみそ汁が好きなので、まかない料理ではこの具材のみそ汁を良く作ります。毎回人数分より少し多めに作るのですが「美味しい!!」と言ってお代わりをしてくれる社員もいて嬉しくなります。
宮崎県出身の妻によると、宮崎県南ではみそ汁の具材に鶏肉やさつま芋を入れた甘いみそ汁を作るそうです。そして麦味噌を使うというのも特徴です。麦味噌を手に入れたら宮崎風のみそ汁を作ってみたいと思います。みそ汁の具材でおすすめの組み合わせがありましたら是非教えてください!!お便りお待ちしております!!