2025.04.01 No.297「休日の過ごし方」
信州の長い冬が明け、待ちに待った春が訪れると、どこかへ出かけたくなりますね。今回のマキノコラムでは、私の休日の過ごし方についてお話ししたいと思います。
私は自営業の家庭環境で育ったため、幼少期に家族で旅行に出かけた記憶はほとんどありません。どこかへ連れて行ってもらうのは、いつも仕事のついででした。父の仕事が終わるのを車内で大人しく待ちながら、「今日はどこへ行けるのかな?」とワクワクしていたので、待ち時間が長く感じることはありませんでした。春は山菜採り、秋はキノコ採りが定番のコース。収穫があると、母が天ぷらやキノコの炊き込みご飯を作ってくれるのが楽しみでした。
両親は現役を退いてから、毎週末のように夫婦で近くの温泉に出かけたり、春や秋には旅行に行くことが増えました。生涯、家族のために働き続けてくれた両親に、旅行をプレゼントできなかったことを今でも少し後悔しています。
私は毎週水曜日に休日をいただいており、妻とファミレスで朝食をとるのがルーティンになっています。朝食を食べながら、その日の過ごし方を話し合う時間が楽しみのひとつです。
最近、牧野家では「上州神社巡拝〜神玉巡り〜」がブームになっています。群馬県にある7つの神社を巡り、それぞれの神玉を集めるというもので、御朱印集めに似た楽しみ方です。最初に訪れたのは、下仁田町にある中之嶽神社でした。細い山道を進んで目的地にたどり着くと、高さ20mもある日本一大きなだいこく様が出迎えてくれます。一般的に、だいこく様は小槌を持っていますが、中之嶽神社のだいこく様は剣を持つ珍しい姿。病や厄、悪性を祓い、福を招くと伝えられています。
鳥居をくぐり境内に入り、前宮で参拝した後、参道の石段を上って中之嶽神社の社殿へと向かいました。急勾配で距離の長い石段は、なかなかの難所でしたが、無事に参拝を済ませ、旅の目的である神玉 を購入して帰路につきました。日頃の運動不足のせいで、翌日から三日間、夫婦そろって筋肉痛に悩まされましたが、それも良い思い出です。
残り6カ所の神社巡りも、これから楽しみたいと思います。皆さんも「上州神社巡拝〜神玉巡り〜」にぜひチャレンジしてみてください。また、おすすめのスポットがあれば、ぜひ教えてください。
