2026.10.01 No.315「ガソリンも心も満タンに」
昭和43年、早生まれの私。昭和42年生まれの同窓生の多くが59歳を迎え、いよいよ還暦までのカウントダウンが始まっている。若い頃、自動車運転免許を取得するときには、早生まれをずいぶん悔やんだものだ。
それが還暦を迎えようとしている今となっては、ほんの少しだけ得をしたような気がして、「早生まれでよかった」と思ったりする(笑)。
この歳になると、同世代の仲間が頑張っている姿が、自分の「やる気スイッチ」を押してくれる。
我が家では最近、「もう歳だから……」という言葉はNGワード。年齢を言い訳にせず、いくつになっても新しいことにチャレンジしていたい。そんなふうに思っている。
最近の楽しみのひとつが、同窓生が営んでいるガソリンスタンドへ給油に行くこと。給油してもらっている間に交わす、たわいもない会話がなんとも心地いい。大した話をしているわけではないのに、何気ない一言に「わかる、わかる」と心から共感できる。きっと、同じ時代に生まれ、同じ時代の空気を吸い、同じように歳を重ねてきたからなのだろう。
そして彼は、かなりの美食家。お酒も大好きで、上田や東信地域の美味しいお店を本当によく知っている。私は勝手に彼のことを、「上田の吉田類」と呼んでいる(笑)。給油に行って美味しいお店の情報を仕入れると、後日、妻と二人で飲みに行ってみる。これまで彼から教えてもらったお店は、ハズレなし。私の中では、すべて「星三つ」。
美味しいお店を教えてもらうのも楽しみだけれど、それ以上に、同窓生が元気に仕事をし、人生を楽しんでいる姿を見ると、「自分もまだまだ頑張らないとな」と刺激をもらう。若い頃には気づかなかったけれど、同じ時代を歩んできた仲間の存在は、歳を重ねるほど大きくなっていくものなのかもしれない。
給油を終えて帰る頃には、自動車はガソリンで満タンに。そして、私の心も満タンに。
還暦を目前にした今、そんな時間を過ごせる同窓生がいることを、とてもありがたく思う。彼の存在は、私にとって大切な宝物である。
還暦まで、あと少し。
「もう歳だから」ではなく、「まだまだ、これから」。
60代も、仕事を楽しみ、人との出会いを楽しみ、新しいことに挑戦しながら、自分らしく走り続けたい。


