日本は世界でも有数の発酵食品大国だそうです。そう言われてみれば確かに、味噌、醤油、酒、みりん、酢など日本料理に欠かせない調味料を始め、納豆や甘酒など日本独特の発酵食品があふれていますものね。発酵食品は目に見えないほど小さな微生物が人間にとって有益な食べ物に変化させるのですから摩訶不思議です。健康長寿を目指す秘訣の一つに「毎日無理なく発酵食品を摂ること」があるそうです。数ある発酵食品の中で、誰でも比較的簡単に手作りできるものといったらぬか漬けでしょうか? 今回は“ぬか漬け”についてお話ししましょう。

　実は我が家は今まさにぬか漬けブームが起きています。10年ほど前に一瞬だけぬか漬けにハマった時期がありましたが、糠床の管理が毎日できず直ぐに腐らせてしまい、その時はぬか漬けを極めることができませんでした。今回は妻がぬか漬けにハマっており、私はもっぱら食べる係りなのです。ぬか漬け初心者の妻はネットでリサーチし試行錯誤しながら作っているようです。今は熟成した糠床が売られているため、直ぐに野菜を漬けることができるので便利のようです。ぬか漬けの定番メニューと言ったらきゅうりやナスなどをイメージしますが、これら夏野菜は今の時期とても高くて手が出ないため、大根やカブなどを漬けています。これから旬の野菜を中心にいろいろと試してみるようです。いくつかぬか漬けにした中で最も美味しかったのがアボカド!! ぬか漬けが美味しくてついつい食べ過ぎてしまうので、過度な塩分摂取は気をつけたいと思います。