2024.03.01 No.284「まかない」
毎週火曜日は午後1時から会議が開催されるため、社員全員が本社に集まります。それぞれの職場が異なると社員同士コミュニケーションが十分に取れないので、火曜日のランチは社員みんなで顔を合わせて食事を楽しむことにしています。火曜日は朝から私が腕を奮ってまかない料理を作り、社員たちに振る舞うことにしています。まかない料理を始めてもうかれこれ7年ほどになりますが、なかなか料理の腕は上がりません。毎回、短時間でパパッとできる簡単なメニューばかりなので、大したおもてなしはできませんが、日頃一生懸命働いてくれる社員たちに感謝の気持ちを込めて料理を作るように心掛けています。まかない料理を作っている時間は仕事を忘れて没頭できるので、その時間が私はとても好きです。主婦の方々のように家族や子どものために、三度三度食事を用意するとなれば、楽しんで料理を作るわけにはいかないでしょう。主婦の方々が一年間に作る料理の回数は1,000食を上回ります。食事を作る回数の多さだけで尊敬の念に堪えません。昨今、男性・女性関係なく誰もがキッチンに立つ時代と言われるようになりました。特に若い男子は料理ができると女子からモテるのだとか。一昔前は台所は女の城と言われ、男性が足を踏み入れることはなかったので、時代の変化と共に随分と様変わりしたように感じます。弊社ではランチが終わるとそれぞれ役割が決まっていて、男性陣は主に洗い物を担当します。慣れない手付きで食器を洗っていた宮下専務も最近は手際良くこなしています。週に一度、社員と顔を合わせてランチを楽しむ時間は社員の様子をうかがうこともできますし、何より私にとって至福のひと時でもあります。これからも社員からリクエストがある限り続けてまいります。